マンガ家が苦労するところとは

マンガ家が苦労することとは?
絵を描くことが好きなところからマンガ家を目指してみようと思う人も多いのではないでしょうか。
実はマンガ家は苦労が多い職業であり、苦労が多いからこその達成感のある仕事でもあります。
そこで今回はマンガ家にはどのような苦労があるのか、一つひとつお話ししていきたいと思います。

マンガ家が苦労すること

マンガ家は苦労が多く、絶えない仕事です。
その中でも特に挙げられていることは主に下記3点です。

締め切りに追われる日々を送る

まず1つ目は締め切りに追われる日々を送ることです。
マンガ家は媒体を問わず連載が決まると、連載の周期に間に合うように原稿を描き続けていかなければなりません。
アイディア出しから話の構想を考えるプロット作り、ネーム作成、下描きからペン入れ、仕上げまでをその周期で行なっていく必要があるため、連載の周期が短ければ短いほど、ハードなスケジュールになっていきます。
さらに、人気マンガ家になれば、アシスタントを雇い、場合によっては技術を教える、給料の管理などを行なっていく必要があります。
したがって、日々マンガ家はマンガを描いているだけではなく、締め切りに間に合うように仕上げることを意識し、アシスタントなどの指示を行いながらマンガを描くということになります。

ネタを考える

2つ目はネタを考えることです。
マンガ家の中でも大きな仕事であるネタを考えることは、仕事の中でももっとも苦労をする部分です。
その理由は、マンガ家がヒットするポイントは絵ではなくあくまでも「物語性が良いか」であることが挙げられます。
現に作画のスキルがあまり上ではないと称されているマンガ家がヒットしている最大の理由が「ストーリーが良いから」と言う傾向が多いからです。
そのため、マンガ家において大切なことは絵のうまさよりも物語性の高さといえます。
しかし、マンガ家が良い物語を考えるためには、日々頭を抱え、どのようなアイディアが良いのかと考え続けていかなければなりません。
したがって、マンガ家にとってネタを考えることは、何よりも苦労することとして挙げられるのです。

常に机に向かい続ける

3つ目は常に机に向かい続けることです。
マンガを描くときは、常に机に向かい、座り続けていうことが多い傾向です。
そのため反っていなければならない首がまっすぐになってしまうストレートネックや、腰痛、さらには体中の血行が悪くなるなどの職業病とも言えるものが次々と起きます。
マンガ家の多くは足腰に優しい椅子を購入する、日頃作業時間の合間にストレッチを行うなどの対策を行いながら仕事を行なっていますが、それでもやはり長く座り続けることでいずれの症状が出てしまいます。
また、近年デジタル環境で作業をするマンガ家が増えてきたことから、スタンディングデスクを導入して立ちながらできるようにしているパターンも見られます。
いずれも職業病を改善するために多くの対策を取り入れていかなければならないことも、マンガ家だからこその苦労として挙げられます。

まとめ

今回はマンガ家がどのようなポイントで苦労しているのかを見ていきました。
いずれもマンガ家ならでは、もしくはデスクワークを行なっている人だからこそのものであることがわかります。
しかし、マンガ家は自身の作品がヒットし、多くの人に読まれている様子を見て達成感を感じることが多く、その点からやりがいを抱いて続けている人も多くいます。
いずれのような点があると念頭に入れた上で、あらためてマンガ家という仕事に向き合うきっかけとなってくださると幸いです。

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