「イラストレーターになるためにはどんな勉強をすればいいんだろう?」
と悩んだことのある人はいませんか?イラストレーター志望の方の悩みとして、勉強方法がわからないというのはよくあることではないかと思います。絵やデザインの勉強はもちろんですが、それだけではイラストレーターにはなれませんよね。
イラストの専門学校では、イラストレーター志望の学生に最適な授業が行われています。
イラストレーターになりたい、専門学校に行くことを検討しているという方は、ぜひ一度ここでイラスト系専門学校の授業について知っておきましょう。
イラスト系専門学校の授業
イラスト系
デッサン
様々なシチュエーションでのデッサン力を鍛える授業です。
デッサン力の向上は基礎画力の向上にもつながります。
デジタル作画
『Photoshop』や『Illustrator』などのソフトを使ってイラストを描く技術を学ぶ授業です。
デザイン概論
デザインの歴史や時代とともに移り変わってきたスタイルなどを学ぶ授業です。
映像や体験学習などから、デザインの概念や意味、必要性などを考えます。
デジタルデザイン
『Illustrator』を使って様々なデザイン制作技術を習得する授業です。
パッケージやポスター、雑誌の表紙、フライヤーや名刺など、デザインのバリエーションが増えます。
色彩学
色の使い方や配置、バランスなど色使いに関して様々な知識を得る授業です。
デザインにおいて、色をどう組み合わせていくかという勉強が主になります。
デジタルペイント
『Photoshop』などのソフトを使ったデジタルペインティング技術を習得します。
”厚塗り”や”グラデ塗り”、”アニメ塗り”など様々なペイント方法も学んでいきます。
デジタル編集
『Photoshop』での画像加工、補正、素材の作成、レイアウトなどデジタル編集技術を習得します。
キャラデザイン系
キャラクターデザイン
キャラ設定や感情の表現、時代設定やシチュエーションに応じたキャラクターの作り方、描き方を学ぶ授業です。
キャラクター表現
キャラクターを活かすイラストの描き方、表現を学びます。キャラクターを生き生きさせる技術が身につきます。
デフォルメ
イラストにおけるデフォルメの技術や知識を習得する授業です。
イラストの表現の幅が広がります。
マンガイラスト系
映像演出
映像作品を研究し、演出技法やキャラ設定、カット割りやアングルなどをマンガ作りに活かします。
背景
おどろ線や集中線など、マンガ特有の背景表現を学ぶ授業です。
話のジャンルを考慮した背景の描き方などを習得し、アシスタントとしての資質を鍛えます。
コマ割り
コマ割りにおける、読みやすくする視線誘導や読者を物語に引き込む効果などを学びます。
マンガの構成、演出のようなものです。
発想法
ストーリーやキャラクターなどのアイデアを出すための発想法を学び、発想力を鍛えます。
イラストレーターになるために必要な勉強とは
イラストレーターになるために必須の資格は特になく、学歴も関係ありません。しかしその分、専門学校などでイラストやデザインの基礎知識、基礎技術を身につける必要があります。
イラストレーターは趣味の絵描きではなく、仕事として絵を描いています。そのため現在活躍しているプロのイラストレーターというのはただ絵が上手い人ではなく、イラストに関しての勉強を重ねることで必要な知識や技術を身につけてきた人たちなのです。
デッサンの方法やデジタル技術を正しい知識として取り入れるためには、学校に通って勉強することをおすすめします。
授業の評判が良い専門学校3選
デジタルアーツ東京
デジタルアーツ東京は、少人数制クラスでの授業が魅力。15〜25人という人数設定のため講師へ質問などをしやすく、かつ周りを意識しながら実力を伸ばすことが可能になっています。
イラストレーターになるための授業は「イラスト・マンガ学科」で行なっています。
イラスト・マンガ学科には『イラストコース』『キャラクターデザインコース』『マンガコース』の3つのコースが用意されています。どのコースでもイラストに関係する勉強が可能ですが、マルチなイラストレーターを目指す場合にはイラストコース、ゲームや企業広告などのキャラクターを生み出したい人はキャラクターデザインコース、マンガを描きたい人はマンガコースがおすすめです。
学内コラボによる他学科への作品提供や外部イベントへの参加など、経験できる作品公開の場が非常に多いのが魅力です。
学校法人ですのでイラストを専門学校で学びたい方にはぜひおすすめです。
アミューズメントメディア総合学院(AMG)
AMGの魅力は、デッサンや模写、人体クロッキーなど絵を描くための基礎的な能力が身につく授業展開です。2年次にはポートフォリオ制作などを活発に行い、就職活動に役立てているようです。
イラストレーターになるための授業は「キャラクターデザイン学科」及び「マンガイラスト学科」の『マンガイラスト専攻』にて受けることができます。イラストレーターを目指す人は基本的にはキャラクターデザイン学科に進みますが、イラストが描きたいもののマンガにも興味があるという人にはマンガイラスト学科をおすすめします。
日本デザイナー学院
日本デザイナー学院はその名の通り、デザインを基本に学科展開している専門学校です。そのため、イラストだけではなくデザイナーとしての資質も身につくのが特徴です。
イラストレーターになるための授業は「イラストレーション科」で行なっています。
イラストレーション科では、デッサンによる画力の向上を軸に広告や商品パッケージ、Webサイトなどデザインの分野を総合的に学ぶことができるカリキュラムになっています。
また、授業1コマが140分という長時間になっていることも特徴です。長い時間で丁寧に作品を作ることができます。
まとめ
イラストの専門学校では純粋にイラストに関する授業ばかりではなく、デザイン関連の授業も充実しているようですね。
また、マンガイラストの勉強も併せてできるところもあるため、将来マンガを描きたいという人にもイラスト系の専門学校はおすすめできます。
イラストレーターは決まった資格や学歴がないため、どういったルートを辿るかというのは非常に悩めるところでありますが、専門学校で基礎知識や技術を身につけておくとこの先とても有利になるでしょう。
このページを参考に、ぜひイラストの専門学校を検討してみてはいかがでしょうか。